I先生ご退職記念祝賀会

 図書室の主、I先生が本年度を持って定年退職されるということで、今日はパーティーなのである。私もいろいろお世話になっているので珍しく出席。I先生の人柄のごとく穏やかな会になるかと思いきや、いろいろありました。まず司会のY先生、緊張のせいなのか、乾杯の前に予定されていた主役のご挨拶をいきなり飛ばしてしまいました。しかし、Y先生のキャラクターゆえか、逆に会場大盛り上がり。その後I先生のご挨拶となりましたが、その途中から中国語の歌をアカペラで歌い上げ拍手喝采。先生の芸域の広さには恐れ入ります。本当は「笙」の演奏をお願いしていたらしいのですが、「今笙は修理中で、しょうがないから(笑)唱歌をやります(笑)」とおっしゃる。しゃれはしょうもないですが、漢文や中国料理、雅楽など造詣の深い分野がたくさんあるのです。その後、祝辞が始まったのですが、司書のE先生が、I先生へのプレゼントとして何と本格的なジャズソングを披露。普段から旦那様のジャズバンドでボーカルを担当しているとのことでため息が漏れるほどの素晴らしさ。そして締めにO先生の「大阪しぐれ」(I先生のリクエストだそうな)の類まれなるパフォーマンスがあり盛況の中会は終了しました。
 I先生がいらっしゃらなくなるのは寂しいのですが、今後は翻訳や本の執筆などに活躍なさるそうで、新しいステージがあるのはうらやましいかぎりです。私なんか定年したらただ家でゴロゴロしているだけの人生なんだろうな。