今年の夏休みはアニメを見に行かなかった

毎年子供と一緒に映画館に行くのが恒例だったのに今年はとうとう行きませんでした。「ブレイブ」も「ゲド」もちょっと見るのをためらう要素があったというのも原因ですが。そういえば最近『宮崎アニメの暗号』という本を読みました。

宮崎アニメの暗号 (新潮新書)

宮崎アニメの暗号 (新潮新書)

そんなに期待していたわけではないけど「おおっ、あれはこういうことだったのか!」と驚くほどの内容ではありませんでした。みなさんにお勧めというより、大学生ぐらいの人にお勧めという感じですかね。文化人類学とか勉強した後で読むと面白いかもしれません。でも「トロワ・フレールの呪術師」とゴヤの「巨人」の絵にはビックリした。映画の面白さの一つに、「引用」というのがありますが、それが解っているかいないかで楽しみが増えたりするものです。でも、それはある程度大人の楽しみなんですよね。古い話ですが、「ラピュタ」のロボット兵が出てきた瞬間、「ルパン」を知っている大人の反応はまた格別のものでした。みなさんも日々の勉強の積み重ねで、こんな本も楽しめるようになるのだと思って今は頑張って下さい。