読書ネタ

村上春樹『ノルウェイの森』再読ノルウェイの森 上 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 31人 クリック: 899回この商品を含むブログ (763件) を見るノルウェイの森 下 (講談社文庫)作者: 村…

ネクロポリス 下 (朝日文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/01/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 6回この商品を含むブログ (68件) を見るネクロポリス 上 (朝日文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/01/…

告白作者: 湊かなえ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/08/05メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 692回この商品を含むブログ (755件) を見る湊かなえという作家は知らなかったけど、娘に勧められて読んだ。面白い、けど後味悪いなあ。道尾秀介の『向日…

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (459件) を見るやっと読み終わった〜。(面白いのだが、まとまった時間がないと読めな…

不可能性の時代 (岩波新書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/04/22メディア: 新書購入: 14人 クリック: 191回この商品を含むブログ (169件) を見る教科書に載っていた「メディアの在り方」の筆者、大澤真幸による現代社会の深層を分析す…

虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)作者: 田中哲弥,大森望,日下三蔵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2008/12メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 190回この商品を含むブログ (102件) を見る32年ぶりの「年間日本SF傑作選」だそうだ。 編者は大…

歴史小説も久しぶり

司馬遼太郎は好きです。(といっても「幕末もの」だけなんですけど)『世に棲む日日』を読みました。明治維新の起爆剤、吉田松陰と高杉晋作のお話です。面白かったけど、この二人の行動原理がいまいちよくわからず、ちょっと未消化な感じです。『竜馬がゆく…

久しぶりにSF読んだ

シャングリ・ラ作者: 池上永一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/09/23メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 114回この商品を含むブログ (239件) を見る 池上永一は初めて読みました。超大作ですが、面白さに引っ張られて4日で読み終えました。舞台は…

本屋大賞おめでとうございます

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-作者: 佐藤多佳子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/08/26メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 192回この商品を含むブログ (366件) を見る一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ-作者: 佐藤多佳子出版社/メーカー: 講談社…

甲田学人『夜魔』読了

夜魔作者: 甲田学人出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/11/10メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (47件) を見る 怖いよ〜。「Missing」に出てくるあの人が登場する連作短編集です。私は怖い物好きですが、その割りにいままで…

今年の夏休みはアニメを見に行かなかった

毎年子供と一緒に映画館に行くのが恒例だったのに今年はとうとう行きませんでした。「ブレイブ」も「ゲド」もちょっと見るのをためらう要素があったというのも原因ですが。そういえば最近『宮崎アニメの暗号』という本を読みました。宮崎アニメの暗号 (新潮…

茂木健一郎『ひらめき脳』

ひらめき脳 (新潮新書)作者: 茂木健一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/04/15メディア: 新書購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (112件) を見る『バカの壁』の養老氏、「脳トレ」の川島教授に続いて、「アハ!体験」の茂木氏は第三の脳ヒー…

『機関童子・帝都物語外伝』読了

機関(からくり)童子―帝都物語外伝 (角川文庫) 昔大好きだった『帝都物語』の番外編。たまたま図書室で見つけたので読んでみた。荒俣宏(トリビアの泉に時々出てくる人。メガネかけて、恰幅が良くて、やや禿げあがっているおじさん。本当は小説家ではなく、博…

『川の深さは』読了

川の深さは (講談社文庫)作者: 福井晴敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/08/08メディア: 文庫 クリック: 23回この商品を含むブログ (163件) を見る福井晴敏が『Twelve Y.O.』乱歩賞を取る前の年、賞を取り損ねたのがこの作品。二つの話には何かつながり…

『向日葵の咲かない夏』読了

向日葵の咲かない夏作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/11メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブログ (150件) を見る 福井晴敏で久々にミステリーも面白いかもしれないと思わされ、書評でもよさそうだったので読んでみた。確かに…

『カラシニコフ』読了

カラシニコフ作者: 松本仁一出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2004/07/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 117回この商品を含むブログ (89件) を見る 図書委員のSさんのオススメ。ドキュメンタリーである。普段はあまり読まない重い内容であるが、切…

『沼地のある森を抜けて』読了(去年の大晦日)

うう、梨木香歩は怖ろしい人だ。こんな小説ありなのか?まるで無法地帯だ。頭の中をグルングルンに引っかき回されてしまった。この作品は私にとっては衝撃的と言っていいくらい面白かった、というか感動した、というか打ちのめされた。しかし、誰にでも勧め…

2005年のランキング

なにはともあれ、あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします 皆様にとって今年がよい年でありますよう祈念いたしますそういうわけで、恒例の去年読んだ本の中で面白かったもののランキングをやっておきたいと思います。 第1位沼地のあ…

『キノの旅』読了

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2000/07メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 206回この商品を含むブログ (242件) を見る前々から読もうと思っていたが、図書館に行っても…

村上春樹『東京奇譚集』読了

東京奇譚集作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/09/15メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 95回この商品を含むブログ (552件) を見るいいなあ。しばし現実を忘れさせてくれる。短編集としてのカラーが他のより統一されていて、また、今まで…

梨木香歩『ぐるりのこと』

ぐるりのこと作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/12/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (80件) を見るちょっと、この装丁はどうかと思うのですが…。題名だけ見ると童話みたいですが、なんて言うのかな?随筆…

『夏のこどもたち』読了

夏のこどもたち (角川文庫)作者: 川島誠出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/25メディア: 文庫 クリック: 18回この商品を含むブログ (57件) を見るオードブルの短編3作、メインの中編(表題作)という構成。オードブルで油断した人、メインの毒にのけ…

『約束された場所で』読了

約束された場所で (underground2)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/07/01メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 73回この商品を含むブログ (131件) を見る『アンダーグラウンド』に続編があるとは今まで思ってもいなかった。地下鉄サリン…

『進化論』読了

進化論 (YA!ENTERTAINMENT)作者: 芝田勝茂出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る え〜この前、『Twelve Y.O.』が今年のベストだ!と言い切ってしまったのだが、舌の根の乾く間もなく、勝るとも劣らない…

『雅楽ー僕の好奇心』読了

雅楽 ―僕の好奇心 (集英社新書)作者: 東儀秀樹出版社/メーカー: 集英社発売日: 2000/11/17メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る これは図書館のI先生が貸して下さった(I先生は御自身演奏もされ、雅楽への造詣が深いのだ)。現…

『Twelve Y.O.』読了

Twelve Y.O. (講談社文庫)作者: 福井晴敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/06/15メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (129件) を見る 久しぶりに本を読んでいて頭が沸騰したよ(『燃えよ剣』以来だね)。すごいぞ福井晴敏。私は、今はミス…

『アニメ・マンガ・戦争』

『アニメ・マンガ・戦争』感想書いておきます。このような対談集によくあることで、帯に「本音トーク&バトル」というキャッチコピーが書いてあるのですが、普通は(TVの「この後、衝撃の結末」みたいに)そんなにすごいことにはなりません。しかし、この…

アンダーグラウンド

アンダーグラウンド (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/02/03メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 69回この商品を含むブログ (217件) を見るともあれ読み終わったので感想を。それぞれ全く繋がりのない、固有の自分の生を着実…

終わり×3

「最近更新さぼってますね」と3人くらいの人から言われる。「毎日更新」という目標もあっさり潰えた今日この頃。もともと「気まぐれ日記」だからね。いろいろ原因はあるけど、一番大きいのは自分の気持ちがダウンモードに入ってしまったから。授業中はヘラ…

佐藤多佳子『黄色い目の魚』読了。 母親との気持ちのすれ違いで家に居場所が無く、学校でも嫌いな人間ばっかりで、感情がささくれ立っている少女「村田みのり」。みのりが唯一落ち着ける場所は、叔父さんであるイラストレーター「通ちゃん」のアトリエ。物心…