センセイの通信簿

「生徒による授業評価」というのが始まるらしい。いわばセンセイの通信簿。今まで一方的に評価されるだけだった生徒の皆さんには、ちょっといい話かも。私的にもそれはやるべきだと思う。(別に自分の授業に自信があるんじゃなく、現実を知りたいから)でも、なんかやり方がすっきりしない。まず、評価項目がキッチリ決まっているわけではなく、学校任せであるということ。学校によって状況が違うから、と言えばその通りだが、最低限の項目は共通であってしかるべきだと思う。しかも、その決め方が、各教科から案を出してこい、というのだが、それって、自分たちが出した意見なんだから後から文句つけるなよというセコい考えなんじゃない。さらに、評価のつけ方の例として、プラス10とかマイナス10とかいう数字がくっついているんだよね。つまり、これはこれからの業績主義給与を導入するための布石なんだな。だから、生徒に嫌われちゃったら給料下がるのか、よ〜し、とか思わないでね。評価用紙には、生徒が自分の名前を書くところがある。いいかげんな、評価を防ぐためという名目でね。で、当然だけど、書きたい放題書いちゃったら、その先生自身にもちろん誰が書いたかわかっちゃうわけだ。結局さ〜、これやって何かいいことある?教員にとっても、生徒にとってもあんまり意味ないと思うんだけど。それに、言っちゃ悪いけど、授業をやっていない先生、つまり校長先生と教頭先生は評価されないんでしょ。学校の中で一番大事な人なのにさ。いっそ、すっきり、生徒のほうから評価の方法と項目を考えるのが正解かな?