台風それた。

朝から雨だったので、ST部の試合中止。だから学校に行かねばならんのだが、朝の予報では夕方この辺に上陸するらしく、さすがに自転車で家に帰れないだろうと思って休暇に切り替えてしまった。でも、結局コースがそれてこの辺は平穏無事。あ〜学校いっとけば良かった。まあね、世間からは「教員は夏休み長くていいよな」と思われてるけど、(事実数年前までは休暇を使わなくても出勤しなくて良かったのだが)私は普段休暇を使いすぎているので夏休めないのだ。こういうのを「横着者の節句働き」という。
さっき、「数年前までは…」と言っちゃったので、ついでに説明しておく。休暇を使わずに出勤しないことがなぜ可能なのか?教員には「出勤」以外に「研修」という勤務形態がある。それは教員たるもの常に研鑽(けんさん)を積まねば質の高い教育ができない、だから学校の外で勉強するのもまた仕事だというきまりで定められている制度だ。つまり、家や図書館や博物館などで教科指導に関係ある勉強をするのなら、その間学校に出てこなくても良い。簡単な「届」さえ書けばそうした「研修」が認められるのだ。しかし、2年前から実質これができなくなってしまった。一般社会の常識から考えてそれは甘いと言われるだろう、と教育委員会が方針転換をしたからだ。(今まで何十年とやっていたのに…)私はそのこと自体には文句はない。でもね、「研修」というのは名目で実は家で休んでました、というのはいけないけど、本当にちゃんとした研究をやる意思があってもやらせてもらえなくなったのはおかしいと思う。認めないなら、制度をちゃんと変えればいいのに、無理矢理それを読み替えて、「家にある本で勉強します。」と言えば、「学校にその本持ってきなさい」などともっともらしい理由を付けてはねつけるんだよ。極論を言えば、学校に来て一日中マンガ読んだり、パソコンゲームやってたりしても文句は言われないのに、学校外で真面目に一日勉強しようとすると「お前は間違ってる」と怒られるわけだ。(私は実際前の教頭先生にそう言われました)このまま行けば、教員は勉強する機会が無くなって、知識も技術も人格も向上しなくなって、教育を受ける生徒にとってどんどん不利益になるんじゃないだろうか。
これはあくまでも「極論」であり、実際は学校にいればみんな仕事はやっているよ。(私だってそうさ)でも私は理屈屋なんでね、どうなんだろう?と思うのだが。