今日が本番

 今日は受験生にとっての正念場。学力検査五科目が行われました。検査監督をしていると、受験生の緊張感がびしびしと伝わってきます。
 国語は午後から採点開始。今年は教科主任などという役をおおせつかっているので、採点主任もやらねばなりません。といっても誰がどの問題を担当するかの原案を考えるくらいのものですが。しかし、これが結構厳しかったりする。最近、「同趣旨なら点を与える」という問題が増えており、そこはどうしても国語科の先生にやってもらわなければなりません。しかも、採点と再検をしなければならないので二人一組のコンビが必要なのです。それに漢字書き取りの問題を足すと、全部で10人?おいおい国語科には今7人しか人がいないんだ!その上、最後の作文の問題には3人はかかりっきりにならないと無理。明日までに採点終わるんでしょうか?できれば終わりたいなあ〜、などと頭を悩ませています。
 そんなこんなで、現在採点中。私はO先生とペアで漢字の書き取り問題をつけています。緊張と集中とか言いながら、自らミスを散発。「お疲れですね」とO先生に言われてしまった。疲れてはいないんだけどねえ〜、寄る年波のせいでしょうか。
 さて、そんな小規模なミスもありますが、大きなミスもありました。採点を始めようとしたとき、教育委員会から緊急のFAXが。ある問題に不備があったので、その部分については全員に点を与えることという指示でした。他の先生方によれば、その問題はちゃんと文法の勉強をしていないと点を取れないという、いわゆる「差のつく」問題だとか。とすればもったいないことに、きちんとわかった受験生にとってはその努力が無駄になってしまうということです。だって、白紙でも4点もらえちゃうんだよ。合否は1点の差で分かれるのに。問題作成のプロが揃っているはずなのにこんなことがあるなんてね。ガッカリですよ。