今日新着キーワドをチェックしていたら、なつかしい名前発見。その名も「バカボン鈴木」。そこからさらにたどると、「パール兄弟」が!最近はまったく音楽というものを聞かなかったが、20代のころは、ライブとかコンサートに足を運んでいたこともある。ただし、私の場合、好みが著しく偏っているので、好きなアーチストの名前を言っても誰も知っていたためしがない。まあ、そういうわけで、最近はあまり思い出すこともなかったのだが、思わぬ再会に感動すら覚えた。Amazonの情報では、昨年、往年のベストアルバムと、DVDまで出ていたことがわかり、欲しい〜と思ったが、お金がないのでくやしい思いをかみしめる。余談だが、最近国語科のI先生(図書室にいらっしゃる方の)に何かの拍子に、どんな音楽が好きかと尋ねられ、畏れおおいことですが、たまたま学校に置いてあったパール兄弟のアルバムを貸して差し上げた。(その代わりに、I先生の「雅楽」のCDを貸して頂いたが、まだ聞いていない。)I先生はさぞ面食らわれたことであろう。で、パール兄弟、どんなバンドかというと、リーダーで、ボーカルとギター、そして作詞担当、本職は歯科医のサエキけんぞう。ポップでコミカルでシュール、その一方でセンチメンタルで、バブル時代を生きる人間の孤独を描く詞。それから根っからのアーチスト、作品の完成度のためには妥協を許さない、ギター・作曲・編曲を担当する「窪田晴男」。細部まで緻密に練り上げられた編曲、それを時に大胆に、時にシニカルに、時に叙情的に弾きこなすギタープレイ、私の好みのなかでは、最強ギタリスト。続いてベース担当、バカボン鈴木、僧侶でありながら凄腕のベーシスト。彼も最強!ほかにもサイドギターを初め、さまざまな楽器を駆使し、渋いテイストをかもしだす。ドラム松永俊弥。タイトにリズムをキープしながら、情熱のこもったプレイが響いてくる。とにかく、聞いていると私の心は鷲づかみされてしまう。残念ながら、彼らの活動は、バブル期と共に沸騰し、バブル崩壊と共に、バンド自体も自壊してしまった。ある意味、当時の日本の雰囲気を標本箱に保存しているバンドなのかも。

ゴールデン☆ベスト

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